書籍紹介 5冊目「六人の嘘つきな大学生」

書籍

就職面接を舞台にした少し変わったミステリーな1冊を紹介します

あらすじ

大手IT企業スピラリンクスの最終選考に残った六人の大学生たち

彼らに言い渡された最終選考の内容は1ヶ月後に
チームでグループディスカッションを行い
内容が良ければ全員に内定を出すと言うものだった

全員で内定を勝ち取るために
互いに結束を高めていた彼らだったが
紛れ込んでいた「犯人」の手により
とんでもない事件が起こってしまう

最終選考が行われる会議室は
予断を許さない密室へと変貌し
予想できない方向へと向かっていく

見どころ

・生々しく描かれる就職面接の描写

・密室で繰り広げられる就活生たちの苦悩

最後までまったく予想できない結末

感想

就職面接という誰もが経験したことがあるような場面で
絶対にありえない事件が起こってしまうという
面白い設定のミステリー小説でした

タイトルにあるように嘘つきとは誰のことなのか
波乱の最終選考はどうなるのか
気になってページをめくる手が止まらなくなりスイスイと読めます。

予想できない展開が続き最後まで一気に読み進めた上で
これまた予想のつかない読後感をもたらしてくれる、そんな1冊でした。

概要

著者浅倉秋成
出版社KADOKAWA
ページ数304
発売日2021/03/12
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