就職面接を舞台にした少し変わったミステリーな1冊を紹介します
あらすじ
大手IT企業スピラリンクスの最終選考に残った六人の大学生たち
彼らに言い渡された最終選考の内容は1ヶ月後に
チームでグループディスカッションを行い
内容が良ければ全員に内定を出すと言うものだった
全員で内定を勝ち取るために
互いに結束を高めていた彼らだったが
紛れ込んでいた「犯人」の手により
とんでもない事件が起こってしまう
最終選考が行われる会議室は
予断を許さない密室へと変貌し
予想できない方向へと向かっていく
見どころ
・生々しく描かれる就職面接の描写
・密室で繰り広げられる就活生たちの苦悩
・最後までまったく予想できない結末
感想
就職面接という誰もが経験したことがあるような場面で
絶対にありえない事件が起こってしまうという
面白い設定のミステリー小説でした
タイトルにあるように嘘つきとは誰のことなのか
波乱の最終選考はどうなるのか
気になってページをめくる手が止まらなくなりスイスイと読めます。
予想できない展開が続き最後まで一気に読み進めた上で
これまた予想のつかない読後感をもたらしてくれる、そんな1冊でした。
概要
| 著者 | 浅倉秋成 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| ページ数 | 304 |
| 発売日 | 2021/03/12 |

