息つく暇もない緊迫した警察小説をご紹介します。
「爆弾」の紹介
傷害事件で連行された中年の男が取り調べ中に
「10時に秋葉原で爆発がある」と予言をし、本当に爆発が起こってしまう。
その男は続けて「ここから3度、次は1時間後に爆発します」と予言する。
正体不明の男への息詰まる取り調べと緊迫した現場の警察官たちを描いたミステリー小説です。
見どころ
掴みどころのない容疑者の強烈なキャラ
取調室で繰り広げられる舌戦
現場の警察官たちによる緊迫の爆弾捜索
感想
とにかく容疑者のキャラが強烈で掴みどころが無く飄々とした語りが、本当に気味悪いです。
取調室での張り詰めた雰囲気と
一刻の猶予も許されない爆弾捜索パートが
交互に繰り広げられ最後まで目が離せない一冊でした。
映画が2025年10月に公開するそうで
スズキタゴサク役の佐藤二郎さんが
どんな演技をされるのか今からとても楽しみです。
概要
著者 | 呉勝浩 |
出版社 | 講談社 |
ページ数 | 416 |
発売日 | 2022/04/20 |